東京手技治療研修会の歴史


手技治療研究会は、岡山県の藤原雪修先生主宰で、1973年(昭和48年)6月、京都の
本能寺会館ではじまりました。京都手技研といわれています。

発表するや否や、その絶大な効果と洗練された技法を学びにプロの治療師が全国より
大勢集まってきました。
この中から、7人の助講師が誕生し、研究会を手伝いました。この助講師の中に「身体
バランス法 姿勢の医学研究会」の黒川瀞雄先生、「しんそう療方」の林宗駛先生、「東
京手技治療研修会」の山口嘉洋先生がいました。

1973年(昭和48年)6月に京都ではじまった手技治療研究会は、1981年(昭和56年)に
大阪に移り、1998年(平成10年)7月に終了しました。
京都と並行して広島でも講習会が毎月第1日曜日に開かれ、1981年(昭和56年)に終
了しました。

1975年(昭和50年)12月から東京で藤原雪修先生が年に3回、東京手技治療研究会とし
て講習会を開き、山口嘉洋先生が助講師として残り9回を復習会として開催しました。
2000年(平成12年)7月に藤原雪修先生が辞められてからは、新たに東京手技治療研修
会として山口嘉洋先生が毎月、講習されています。

山口嘉洋先生は、20代前半に、身体均整法という身体のバランスを整える療術のある
ことを知り、創始者の亀井進先生の内弟子になろうとしましたが、その制度がなく身体
均整学院の第一期生になりました。後に、あん摩、マッサージ、指圧師、鍼灸師免許も
取得し様々な技法を学びましたが、治療に対しての疑問は解消されることは、ありませ
んでした。
1974年(昭和49年)藤原雪修先生に出会い、手技治療の技を学び始めてからは、技術
的な疑問が解消され、迷うことがなくなりました。

現在、東洋医学系の治療法で、無痛で治す、軽い操法で背骨の歪みを治す、手足を軽く
動かしてバランスを調整するとかいう様々な治療法がありますが、手技治療研究会の技
が元になったものがたくさんあります。